函館市縄文文化交流センターに行ってきました。
北海道初の国宝となった中空土偶を見に行くためです。
天気予報は曇りでしたが、雨に降られました。
センター近くにある、大船遺跡にも立ち寄りました。
そこそこの規模の遺跡です。
竪穴式住居の生活場所が、非常に深く掘られています。2~3mといったところでしょうか。
約4500年前の遺跡のようです。
とても穏やかな海がすぐ下に広がっています。
縄文人も、きっと住み心地のよい場所を選んだのでしょうね。
遺跡横には簡単な展示室もあり、小1時間ほどいました。
道の駅に隣接されている、函館市縄文文化交流センター。
300円で入れます。
最後の最後に登場。中空土偶です。
3500年前の墓から出土しています。
なんともいえない迫力と厳かな雰囲気がありました。
高さ約40cm。思ったよりも大きかった。
見つけた方は、お金ならほしいだけ出す、と欲しがる方に目もくれず、寄付。
その結果こうやって公開されているのです。
精巧な模様と、おそらくかなり高度な技術であろう、中空の焼き物。
わざと壊すために作られているらしい土偶ですが、このような形を残すとは・・・。
9000年前から2000年前までが縄文期。
これを作った人はどんな人で、どんな気持ちを込めて作ったのか。
これがまさか数千年後の子孫が見るとは思いもしなかったでしょう。
ちなみに、一番下の写真は足形付土版。
亡くなった子どもの足形や手形をとって、住居につるしていたらしいです。
とても切ない遺物でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿